新着情報
「PICK UP J」は建築業界にまつわる記事をまとめた情報紙です。
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木造住宅の梁(はり)や柱に使う集成材の流通価格が約3年ぶりに上がった。東京地区の流通価格は直近までに比べ4~6%高い。欧州から調達する原料板が値上がりし、国内の木材メーカーがコストを転嫁した。木造住宅の建設が低迷するなかで建築コストに反映されれば、住宅需要を一段と冷やす恐れもある。
「日本経済新聞」より
現在の省エネ基準で評価指標の1つとなる設計一次エネルギー消費量(以下、一次エネ消費量)は、仕様基準で評価する場合を除き、インターネット上のエネルギー消費性能計算プログラム、いわゆるWebプログラムを使って算定することが一般的だ。
しかし、暖冷房の消費量については、算定に必要な暖冷房負荷を推計するにあたって設備の運転方式を自由に選ぶことができず、採用する設備によって自動的に全館連続運転(非居室含む)か、居室のみの連続または間歇運転かのいずれかに決まってしまう。そのため、エアコン1台による24時間全館空調であっても、全館連続ではなく居室間歇運転になってしまうなど、設備の使用実態に合わない評価になってしまう可能性があった。
また、運転方式の違いが外皮性能や設備の効率以上に一次エネ消費量の算定に影響すること、BEIによる相対値評価と一次エネ消費量そのものの数値による絶対値評価では、運転方式が同じでも評価結果が逆転する場合があることなども、課題として指摘されていた。
「北海道住宅新聞」より
コンピューターが社会に普及し、多くの仕事を担ってくれるようになった昨今にあって、未だに一定の役割を果たしているのが「FAX」だ。「住宅業界はDX化が遅れている」という指摘はよく見られるが、実際弊社に寄せられる通信手段でFAXを利用したものが未だに多くを占めている。中にはワードにテキストを打ち込み、わざわざプリントしたものをFAXで送ってくる方もいるくらいだ。
改めてFAXとは、電話回線を利用して文書や図面などを送受信するための通信システム。その誕生は1843年のイギリスまでさかのぼるというから驚きだ。これはグラハム・ベルの電話の発明より33年も古い計算となる。
FAXは1990年代に一般家庭にも普及して以来、多くの分野で広く活用されてきた。今でも図面をFAXでお取引先に送っている工務店も少なくないのではないだろうか。
近年ではコンピューターやメールにまつわる障害が増えており、パソコンのウイルス攻撃やシステム障害など、様々な問題が報告されている。こうした中、電話回線を利用して文書や図面などを送受信するFAXは即時性があり、第三者による情報の傍受や改ざんのリスクが低い。特に重要な文書を送受信する際に送信した文書が相手に確実に届いたことを確認できる安心感は大きな魅力だ。
「日本住宅新聞」より