新着情報
「緊急課題『稼ぐ力』の追求と社会貢献 未踏のAIと木造の可能性」と題して、
「第13回 道産木セミナー」(IDAセミナー共催)を開催、約200名の方々に参加いただきました。
【開催日時】2024年9月26日(木)14:15~17:30
【開催場所】札幌グランドホテル グランドホール
川村教授は、「ChatGPTに代表されるAI技術は、馬車しかない時代に自動車が登場したようなタイミングでの登場」であり、上手に利用していくには、これまでの価値観を主張するのでなく、柔軟にルールを変えていくことが必要と述べられました。
加藤名誉教授は「断熱性能は経年劣化で低下し、環境により左右される。断熱性能の良し悪しで維持費が変わることや中古住宅では断熱仕様が不明なケースも多く、改修はもちろん、中古住宅でも実測することが重要」と話されました。
手塚会長からは「耐震性能は耐震等級3でも阪神・淡路大震災や熊本地震のような地震では足りない。積雪地域では、さらに耐震性能が求められるわけで、このことを周知させるためには、ユーザーへの住まいに関する教育が非常に重要になってくる」と等級3を超える性能確保とユーザー教育の必要性を唱えました。
名古屋先生は家づくりにおいて「建物をシンプルにつくることを心掛けており、最近厳しいコスト制約にも効果的。シンプルといっても何もやらないのではなく、多くの要望から必要なものを抜き出しシンプルにすることを追求している」と設計スタイルを紹介。
中田先生はメディア戦略について、「自社の情報を取り上げてもらおうとしても、『これを売って稼ぎたい』とわかると、記者ではなく広告やCMの営業担当者がやってくる。発信したい情報を本当に必要としている人に届けるために、メディアがどんな情報を求めているかを考えて情報発信することが大切」だとアドバイスを述べられました。