建物は南面に大きな開口部が集中しており、重・剛心のズレにより地震時に偏心モーメントが大。そこで、J-耐震開口フレームを設けることで、バランスの良い耐震住宅を可能とする。
金物だけでは補えない木造の接合部分に、すでに鉄筋コンクリート造の補強に利用されている新素材繊維アラミドに着目し、JBRA工法を開発。一部は研究を続けている。
外周基礎と耐圧版を一体形成する事で全体剛性を高め不同沈下、地震にも強い新基礎工法。
床下内部に束状のPCaグリッドポストを配置する事で通気性が促進され、不朽対策に効果を発揮。
ユニットバス内に貯水タンクが添設され、側壁部には非常用食料、簡易的治療品等が収納されたシステム。本体の外側は補強枠で囲まれた耐震フレーム構造で、災害時に避難するスペースにもなる。
地球環境保全の視野から、大切な資源を有効に活用する新アイテムとして開発されたBOXビームは、連続的なエンジニアードウッド(LVL:(株)キーテック)を用いて断面を空洞化した、強くて軽い合成梁。
そのため作業性が良く配線・空調といった梁貫通が用意に行えるなどの特徴がある。
傾いたパイプを持った接合金物(Jコネクター)は日本特有のクサビ効果により柱や梁の接合の剛性度を上げ、エンジニアードウッドの性能を最大限に生かす。
本ワッシャーは鋼板部分の上面に積層された伸縮特殊ゴムによるゆるみを防止すると共に、ゴム部の反発力により初期のトルクが維持される。
さらに大きな変形時(地震等の外力がかかった時)には、ゴムの復元力により、非荷重時に元に戻そうとすることで吸震力(免震力)を期待している。
独立用フーチング型枠と布基礎パネルから構成され、柱の下に一定の底盤の面積を持った基礎で、軸力・水平力を受ける。コストダウンと、施工性を考えた基礎の形成方法を研究中。
本システムは基礎に直接緊結されたピラミッド・ティンバーフレームと、これらに水平方向に取り付けられた合わせ梁から構成された、三角形型の安定構造である。倍撃をその梁から吊るすことにより曲げモーメントのつり合いを利用し、コストと耐震性を考慮したまったく新しいフレームシステムとして現在研究開発中。究極工法といえる。